うるら毎週月曜、前週に見つけた世界史ニュースを独断と偏見で解説していくよ!
ハプスブルク家の末裔の大公女のウェディング!
ハプスブルク=ロートリンゲン家のイザベル大公女(王女)が、スペイン貴族の血を引く投資家ドン・カルロス・デ・パラシオ・ゲイタン・デ・アヤラ氏とオーストリア・ウィーンで挙式しました。
イザベル大公女の父はオーストリア=ハンガリー帝国最後の皇帝カール1世の孫、母はスペイン・ブルボン家の分家の出身です。
現在ロンドン在住のふたりは、それぞれ投資会社やPEファンドに勤務しています。
結婚式には、ベルギーのフィリップ国王一家をはじめとするヨーロッパ各国のロイヤルや多数の貴族の末裔が出席しました。
新婦は「ブルボン=両シチリア家のダイヤモンド・ボタン・ティアラ」を着用し、華やかな祝福を受けました。



現代でもウェディングがニュースになって、そこにヨーロッパの王家も出席するなんて、やっぱりハプスブルク家ってすごいのね!



ハプスブルク家はカール5世の時代から今に至るまで、ヨーロッパで影響力を残し続けているんだね。
出典:https://www.25ans.jp/wedding/celeb/g73278698/isabelvonhabsburg-lothringen-wedding-2607-hns/
人気観光地の遺跡は偽物だった?!
イタリア北部ヴィチェンツァ県で、古代ローマの遺跡として観光客を集めていた「ベリコ円形闘技場」が現代資材で作られた偽物と判明した。
建設者のフランコ・マロッソ(69)は、紀元393年の遺構やカエサルの訪問など虚偽の主張でPRし、公式観光ガイドにも掲載され最大40ユーロの入場料を取っていた。
2016年の告発で発覚し、捜査により考古学的遺構が存在しない違法建設と認定。
約10年の司法手続きを経て、マロッソには違法建築と美術品偽造の罪で懲役2年4カ月の実刑判決と罰金が確定した。



こんな大きい偽物の遺跡なんてある?!作った人すごい執念だなあ…。



偽の遺物や遺跡の発見ニュースは時々あるけれど、研究に大きな支障を来す上に無駄な時間とお金がかかるから本当にやめてほしい。
出典:https://artnewsjapan.com/article/82481
盗掘されていたイースター島の遺骨 返還
オーストラリアの博物館に保管されていた南太平洋チリ領イースター島の先住民の遺骨と毛髪(17人分)が、144年ぶりに島民へ返還されました。
1882年にドイツ海軍の探検隊が無断で埋葬地から持ち去り、翌年研究目的で購入されたもの。
約2年間の交渉を経て7月15日に返還式典が行われ、館長は「昔の過ちを深くおわびする」と謝罪しました。
近年、かつて標本扱いされていた遺骨を人道的見地から故郷へ戻す国際的な動きが進んでおり、先住民側にとっても重要な癒やしの機会となっています。



最近こういうニュースよく見るよね。多くの盗品や売買されたものが、本来あるべき場所に戻るといいな。



今回の交渉には2年もかかっているけれど、いまだに交渉が続けられている遺物もあるよ。遺骨とは違うけれど、パルテノン神殿のレリーフなんかは有名だね。様々な思惑・主張が絡み合う複雑な課題だね。
出典:https://www.jiji.com/jc/article?k=2026072500349&g=int
古代エジプトでも重宝されたスイカ
猛暑が続くこの夏、スイカは水分補給にもピッタリな夏の風物詩ですよね。
スイカの原種はアフリカ原産の固く苦い植物でしたが、約4000年前に古代エジプトで栽培が始まりました。
当初は日陰で長期間保存できるため、長旅や死後の世界への「水分貯蔵源」として重宝されていました。
その後、苦味の原因となる遺伝子の除去や品種改良が進み、紀元前後には交易や旅の水分補給として地中海へ普及。
利尿剤や解熱など医療用にも用いられました。
3世紀頃には甘く改良されてデザートとなり、さらに糖度の向上とともに果肉の色が黄色から赤色へと変化して、現在のスイカへと進化しました。



暑い日に冷え冷えのスイカ!最高だよね~
私は塩かけない派だけど、うるらは?



私もかけない派かな!こういう、現代でも親しまれているものが古代でも重宝されていた、っていうのを見ると、古代人への親近感が湧くね。
出典:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/a/082500029/#
アマゾンの奥地に古代文明か?!
ブラジル南西部の航空レーザー(LiDAR)測量により、紀元前600年頃から紀元後850年頃に古代文明が存在した証拠が新たに発見されました。
樹冠を透過する測量技術で幾何学的な溝や土塁、儀式施設など432カ所の巨大構造物を特定し、そのうち396カ所が新発見。
最盛期(100〜300年)には最大300万人が暮らし、トウモロコシ栽培や有用樹種の管理を行っていたと推定されています。
先コロンブス期のアマゾンは人が少ない原生林だったという通説を覆し、高度な景観管理社会が存在したことを示しています。



アマゾンの古代文明!!きっとこれまで知られてきた文明とは違う文化だったんだろうなあ!研究の進展が気になるよ~!



ほんとだね。マヤやアステカなどのメソアメリカ文明とのつながりも気になるな~。
2026年新たに登録されたユネスコ世界遺産!
2026年7月19日から29日まで韓国・釜山で開催された世界遺産委員会で、新たに25件の世界遺産が登録されました!
文化遺産(19件)
| 世界遺産名 | 場所(国) | 概要 |
|---|---|---|
| アラムート城と関連城砦群 | イラン | 山岳地帯に築かれた暗殺集団(ニザール派)の歴史的要塞群 |
| サールナートの古代仏教遺跡 | インド | 釈迦が初めて説法(初転法輪)を行ったとされる仏教の聖地 |
| タシュケントのモダニズム建築 | ウズベキスタン | 1960-1990年代の社会主義都市計画と地元の伝統工芸が融合した建築群 |
| マンギスタウの岩窟モスクと関連聖地群 | カザフスタン | 岸壁や地中に掘りぬかれた地下モスクと独自の進行聖地群 |
| ワット・プラマハータート=ウォーラマハーウィハーン | タイ | ナコーンシータンマラートにある仏舎利を祀る重要な歴史的寺院 |
| 景徳鎮の手工芸磁器産業遺産群 | 中国 | 10-19世紀の伝統的磁器生産の歴史とプロセスを伝える遺跡群 |
| 飛鳥・藤原の宮都 | 日本 | 律令国家体制が成立した時代の宮殿跡・寺院跡・古墳群 |
| 匈奴貴族の墓所群 | モンゴル | ノイン・ウラ遺跡などを含む古代遊牧国家・匈奴の貴族墓遺構 |
| シディ・ブ・サイドの村落 | チュニジア | 青と白の街並みで知られる地中海の文化的・精神的景観 |
| コモロの歴史的スルタン領のメディナ群 | コモロ | モロニなど歴史的イスラム君主国が築いた旧市街群(同国初の世界遺産) |
| サントメ・プリンシペの農園群 | サントメ・プリンシペ | 植民地型大農園体制と強制労働・移住の歴史を伝える遺産(同国初の世界遺産) |
| イタリア中部の18・19世紀イタリア式コンドミニオ劇場システム | イタリア | 共有制(コンドミニオ)によって運営された伝統的劇場のネットワーク |
| アールトの作品群 | フィンランド | パイミオのサナトリウムなど、アルヴァ・アールトが手がけた代表的モダニズム建築群 |
| ノルマンディー上陸作戦(1944年)の海岸群 | フランス | オマハ・ビーチなど第二次世界大戦の転換点となった戦跡(記憶遺産) |
| ラングドックのカペー王家要塞群 | フランス | カルカソンヌのセネシャル管区など、地形に適応した中世軍事建築システム |
| グディニャのモダニズム市街中心部 | ポーランド | 20世紀初頭に建設された港湾都市における近代都市計画と建築 |
| アマゾニアの劇場群 | ブラジル | アマゾナス劇場(マナウス)と平和劇場(ベレン)など天然ゴム景気に沸いた時代の劇場建築 |
| ワジ・ウラヤ | アラブ首長国連邦 | 山岳地帯の淡水生態系と独自の生物相を保全する保護区 |
| 古代の金鉱山地域ビカズ・チェイ | ルーマニア | 古代ローマ時代から続く金鉱採掘の歴史を伝える技術遺産 |
自然遺産(5件)
| 世界遺産名 | 場所(国) | 概要 |
|---|---|---|
| アカバ海洋保護区 | ヨルダン | 紅海・アカバ湾におけるサンゴ礁および多様な海洋生物の生息地 |
| リムフィヨルド西部の硬骨魚類化石群 | デンマーク | 始新世初期の生物進化や気候変動への適応を示す貴重な魚類化石産出地 |
| オーキフェノーキー国立野生生物保護区 | アメリカ合衆国 | 北米最大級の黒水泥炭地湿地で、豊かな生態系を育む自然保護区 |
| ボマ=バンディンギロの動物移動の景観 | 南スーダン | 大型哺乳類の広大な大移動が行われるサバンナ・湿地生態系(緊急案件・同国初の世界遺産) |
| アンティコスティ島保護区の拡大 | カナダ | 地球史上重要な大量絶滅と復元期を示す化石地層保護区の拡張 |
複合遺産(1件)
| 世界遺産名 | 場所(国) | 概要 |
|---|---|---|
| オリンポス山とその周辺地域 | ギリシャ | ギリシャ神話の聖地としての文化的価値と、多種多様な動植物が息づく自然価値を兼ね備えた地域 |



日本から登録されたのは知ってたけど、25件も登録されたんだね!



毎年多くの候補案件が審査されているよ。私的にはオリンポス山が複合遺産として登録されたのが注目ポイントかな!
編集後記



世界遺産委員会の話題が結構大きいけど、アマゾンの古代文明とか、ハプスブルク家のウェディングとかも歴史好きにはたまらないね!



そうだね!アマゾンのニュースは新たな文化の発見につながりそうだし、歴史上の人物っていう認識だったハプスブルク家は、現代でも注目される存在っていうのも面白いよね。



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