うるら毎週月曜、前週に見つけた世界史ニュースを独断と偏見で解説していくよ!
AIでナスカの地上絵大量発見!
山形大学のチームは、AI技術を活用してペルーのナスカ台地を調査し、わずか6ヶ月で300点以上の新たな地上絵を発見しました。
従来知られていた平均90メートル規模の巨大な地上絵と異なり、AIが見つけた地上絵は約9メートルと小型で、小道沿いや斜面にひっそりと描かれています。
家畜や人型などの図柄が多く、儀式用というよりは旅人へのメッセージや案内標識のような役割を担っていたと考えられています。
AIとドローンによる高精度な解析が、100年続くナスカ研究の解明を劇的に加速させています。



半年で新たに300点?!そしたら1年で600点、10年で6000点?!



たぶん地上絵の数そのものに上限があると思うけど、これからももっとたくさん見つかるかもしれないね。そうすれば、地上絵が何のために作られたのか、新しい説を提唱するための情報が増える。
AIが見つけたものの多くが小型だった、っていうのは、これまでよく知られた地上絵と傾向が違うから、研究が進むのも納得。
出典:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/26/051500273/?rss
中世の写本にはカタツムリがたくさん?
13世紀後半から15世紀のヨーロッパの写本には、角を伸ばしたカタツムリと戦う騎士の挿絵が多く描かれているのを知っていますか?
文章の内容と無関係なことも多く、理由は諸説あります。
一つは真面目な本文にユーモアを添えて読者を楽しませるためで、騎士が敗北する様子から風刺的意味もあったとされます。
一方、家を運ぶカタツムリは強さや精神的な試練、あるいは「かりそめの勇気」の象徴とみなされ、真の勇気を示す打倒対象に選ばれたという説もあります。
このモチーフは15世紀末に消滅しましたが、イギリスの童謡などにその名残が見られます。



でーんでーんむーしむーしかーたつーむーりー♪
カタツムリと戦う騎士……?



カタツムリの挿絵にどのような意図があったのかは諸説あるけど、かわいいよね笑
歴史って、なんにでも意味を持たせたくなっちゃうけど、実は特に理由はなくて、一つ目の理由みたいに「ユーモアのため」とかだったりするよね。
出典:https://gigazine.net/news/20230903-medieval-manuscripts-snail-fights/
約4600年前のボードゲーム!
イラン南東部のユネスコ世界遺産「シャフリ・ソフタ(焼かれた都市)」の発掘調査で、約4,600年前の新しい種類のボードゲームが発見されました。
同遺跡では1977年にメソポタミアの「ウル王朝のゲーム」に類似したボードゲームが出土しており、今回の発見は同じ青銅器社会に複数のゲーム文化が存在した可能性を示しています。
今回の調査ではゲーム盤のほか、彫刻入り骨製くしや布・革の痕跡、新形式の埋葬も確認されました。
さらに居住区の分析から、職人生産と日常生活が同空間で行われていた実態も明らかになり、青銅器時代の都市生活や文化交流を解明する上で貴重な手がかりとなっています。



1970年代にもボードゲーム出土してるの!?意外と昔の人たちも暇だったのかなあ。



ははは!そうかもしれないね。歴史って、統治者が何をしたか、国がどう変わったか、がメインだけど、こういう私生活にフォーカスするともっと身近な存在になってくるよ。
出典:https://arkeonews.net/a-new-type-of-4600-year-old-board-game-discovered-at-irans-burnt-city/
流体力学を利用した古代の水路?
イラクの古代都市ギルス遺跡で、ドローン調査により19kmの運河に架かる泥レンガ製の構造物が発見されました。
当初は変わった神殿と考えられていましたが、紀元前2000年頃の干ばつ期に古代シュメール人が建造した「崩落防止橋(世界最古の橋)」であり、流体力学の「ベンチュリ効果」を利用した水路装置だと判明しました。
水路幅を絞り流速を高めることで、気候変動で枯渇しかけた下流の農地に効率よく水を届ける工夫がなされており、神頼みから技術的革新へと踏み出した当時の知恵を示しています。



4000年前に流体力学?!



実際に流体力学の理論を知って作ったわけではなく、注意深い観察によって「こういう仕組みにしたらこうなるはず!」という経験則を身に着けたんだろうね。古代の天文学、というか天文観察力といい、彼らの観察と実践には感服してしまうよ。
出典:https://karapaia.com/archives/52327571.html
英仏トップがノルマン・コンクェストの芸術を鑑賞!
英チャールズ国王とフランスのマクロン大統領は、大英博物館で開かれた「バイユーのタペストリー」の内覧会を鑑賞しました。
1066年のノルマン・コンクェストを描いた約1000年前の刺繍画で、仏政府との協定により本国から初めて渡英しました。
これに対し英国側は、サットン・フーの宝物やルイス島の将棋コマなどをフランスの博物館へ貸し出します。
両者は歴史的宝物の相互貸与を両国の絆を深める象徴と評価。
展覧会は9月10日から来年7月まで一般公開され、前売りチケットは約250万ポンドを売り上げています。



ノルマン・コンクェストってもともとフランスのノルマンディー公国がイングランドを征服した話だよね…?!現代のフランスの大統領とイギリスの国王が…!一緒にバイユーのタペストリーを…!夢の競演!



歴史を知っているからこそこういう記事で興奮できるよね。歴史を勉強する醍醐味って感じのニュースだね。
エジプトのセクメト神殿遺跡で新たな遺構発見!
上海博物館とエジプト考古最高評議会による中国・エジプト合同考古学調査隊が、カイロ近郊のセクメト神殿遺跡で新たな遺構や文化財を発見しました。
主な発見には、日干しレンガ造りの建物跡、ワイン醸造用とみられる石灰岩施設、新王国時代(紀元前1570年頃〜紀元前1070年頃)の文化財のほか、古代都市メンフィスの守護神プタハの神殿に属していたとされる石塊や彫像の破片が含まれます。
エジプトのファティ観光・考古相は両国の考古学分野における緊密な連携成果を高く評価しており、歴史や当時の生活様式の解明に寄与すると期待されています。



既に見つかっている遺跡からも新しいものが見つかるなんて、やっぱりエジプトってすごい…!



気候や環境的に残りやすいのもあるけれど、やっぱり研究は活発だよね。注目を集めている”謎”も多いし、これからの発表にも期待したいところ。
出典:https://japanese.cgtn.com/2026/09/02/ARTI1788316216012194
編集後記



今週はAIで地上絵を見つけたり、4600年前のゲームが出てきたり……昔の人が急に身近に感じるニュースが多かったね!



そうだね。歴史というと王や戦争に目が行きがちだけど、遊びや落書き、水を運ぶ工夫みたいな「暮らし」も立派な歴史なんだ。



しかも、昔のものを調べる方法までAIやドローンで進化してるのが面白い!



うん。新しい技術で昔の暮らしが見えてくる。歴史研究そのものが今も進んでいるって実感できるニュースが多かったね。



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