うるら毎週月曜、前週に見つけた世界史ニュースを独断と偏見で解説していくよ!
古代文字の解読で1億5千万円?
解読されていないインダス文字の解読成功者に対し、インド・タミル・ナードゥ州の州首相が100万ドル(約1億5000万円)の賞金を出すと発表しました。
約5000年前に繁栄したインダス文明の文字は、残されたテキストが短文であり、他言語との対訳となる遺物もないため解読が難航しています。
宗教的意味より貿易・商業用の可能性が高いとされ、現在は機械学習を活用した分析が進められています。
67の記号が全体の約80%を占めるなど構造的・論理的な特徴が判明しつつあり、AIを活用した今後の解読に期待が寄せられています。



夢あるーーーーーー!!!!でもそれだけ解読が難しいってことかあ。



AIの登場で、ヒントが少ない言語の解読が進むんじゃないかって言われているよね。今後に期待!私は線文字Aが気になるな。
「ハゲ讃歌」?古代ローマの身だしなみ
416年、ローマ帝国の皇帝ホノリウスらは、ローマ市内での長髪や獣皮の着用を禁じる法律を発布しました。
これは単なる身だしなみの規則ではなく、当時のローマ社会で高まっていたゲルマン系「バーバリアン」風の流行を抑制するための政策でした。
長髪は北方諸国で権威や軍事的威厳の象徴であり、約6年前にローマ掠奪を経験した帝国にとって、この流行の模倣は政治的・治安上の脅威とみなされたのです。
同時期には哲学者シネシウスが「ハゲ讃歌」を記し、長髪を批判して頭髪のない姿を知性と良識の証と称えました。



ハゲ讃歌…笑



そこまでして長髪を排除したかったんだろうね。
出典:https://arkeonews.net/ancient-romes-strange-hair-law-long-locks-out-bald-heads-in/
最古の生贄文化と関連?約3000年前の人骨発見 エルサルバドル
エルサルバドル文化省は、首都サンサルバドル郊外のアンティグオ・クスカトラン地区で、紀元前850年頃(約3000年前)のものとみられる人骨や埋葬物を発見したと発表しました。
発掘現場からは、うつ伏せ状態の人骨に加え、ウミガメ型の土器や火山灰層に保存されていたキャッサバの枝の痕跡が見つかっています。
今回の埋葬地は、メソアメリカ最古の生贄の痕跡が残る「チャルチュアパ遺跡」と同様の埋葬跡である可能性があり、今後は放射性炭素年代測定やDNA分析によってさらなる解明が進められる予定です。



生贄文化っていう独特な文化の解明が進みそうだね。



そうだね。メソアメリカ地域の発掘や研究もどんどん進んでほしいね。
出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3645165
ヒトラーの生家を改修 警察署に
オーストリア北部ブラウナウにあるナチス・ドイツの独裁者ヒトラーの生家が改修され、2026年7月22日に警察署へと生まれ変わりました。
長年ネオナチを引き寄せる「聖地」となっていたため、聖地化を阻止する狙いで窓の形状や壁の色など外観が大幅に変更されています。
解体による歴史の否定や、博物館化によるネオナチの誘引を防ぐため警察施設への転用が選ばれており、警察が入居することで周辺の不審者への迅速な対応も可能になります。
改修費用は約2,000万ユーロ(約37億円)で、2023年から工事が進められていました。



こういう負の遺産はどう残すか、すごく難しいよね。



そうだね。解体もできない、でもそのまま残せない、と考えた時、この場合は警察署にするのはもしかしたら最善策だったかもね。
出典:https://news.livedoor.com/article/detail/31888539/
イギリス最古の病院?
Cookham Abbeyの遺跡から、8〜9世紀の墓地が発見されました。出土した約80体の人骨を分析したところ、がんや結核、重い怪我、長期の寝たきり状態(褥瘡の跡)などの痕跡が確認されています。
これらは既存の病院の記録より約200年古く、長期のケアや他者による介助を必要としていた人々が集まっていたことを示しています。
研究チームは、患者が治療や終末期ケアを求めて訪れた英国最古の病院やホスピスのような施設であった可能性を視野に、DNA解析などを通じてさらなる調査を進めています。



イギリスの昔の病院っていうとナイチンゲールを思い浮かべるけど、それよりも何百年も前から病院ってあったんだね。



そうだね。昔の人が病人をどのように扱っていたか、とかもわかってくるかもしれないね。
出典:https://arkeonews.net/britains-first-hospital-may-have-stood-at-an-anglo-saxon-monastery/
約7000年前の漁場?山岳湖を管理していた可能性
7000年前の狩猟採集民が計画的に環境を管理し、山岳湖を漁場として利用していたことが判明しました。
オスロ大学の研究によると、ノルウェー南部のテッセ湖(標高約854m)の湖底から木製の定置式漁具が見つかり、最古のもので紀元前5000年頃(約7000年前)に作られたと特定されました。
この湖は急流や滝に阻まれ、本来は魚が自然遡上できない環境。
それにもかかわらず漁具が存在したことは、農耕が始まる以前の狩猟採集民が、下流からブラウントラウトを運んで放流し、持続的な食料源として湖を整備・活用していたことを示しています。



自分たちで漁場を作り出してたってこと?!



古代の養殖場みたいだよね。農耕の前から効率的な食糧調達の工夫をしていたのもまた面白い。
出典:https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/197793
編集後記



教科書の歴史って王家の話とかが多いけど、最近の発見とかを見ると当時の一般の人の暮らしが垣間見えて面白いよね!



そうだね。大きな歴史の流れをつかむのに教科書はとても便利だけど、さらに深く見ていくと、より解像度が上がって面白いよ。



あと、過去をどう解釈するか、過去から何を学ぶか、っていうのもニュースを見ていると大切なんだなって思ったよ。



そうだね。こんなことがあったんだー、と理解するだけでも楽しいけれど、それが現代にどうつながっているか、とか、出てきた遺物や遺構から当時の生活を想像するのも、歴史の醍醐味だね。



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