うるら毎週月曜、前週に見つけた世界史ニュースを独断と偏見で解説していくよ!
アレクサンドロス大王が教育を受けた場所?!
ギリシャ北部の古代都市ミエザで、紀元前4世紀半ばの学校遺構が発掘され注目を集めています。
発掘調査で、石造りの机を備えた講義室や運動施設、モザイク床の宴会室、4本の筆記具などが出土。
古代の記録によると、アレクサンドロス大王はミエザで哲学者アリストテレスから教育を受けたとされており、考古学者らはこの遺構がその現場であった可能性が高いとみています。
出土品や建築様式はマケドニア王宮との共通点が多く、若き王と貴族の子どもたちが学んだ「ギュムナシオン(文武の修練場)」の解明に期待が寄せられています。



アレクサンドロス大王が通った学校?!



古代の記録と、古代の記録と発掘成果が重なるかもしれない事例だね。考古学と歴史学の両面から見ることでわかることもたくさんあるんだよ。
出典:https://artnewsjapan.com/article/88197
5000年以上前に作られた人工島!
スコットランド・ルイス島のボルガステイル湖にある人工島「クラノグ」。
木や石、枝などを積み重ねて作られたこの島は以前から知られており、新石器時代にまでさかのぼる可能性も示されていました。
サウサンプトン大学の研究チームがステレオ写真測量を用い、この人工島の水面下も含めた高精度な3Dモデル化に成功。
これにより、濁った水や光の屈折、水草のために見えにくかった湖底の全貌が判明しました。
調査の結果、5000年以上前に作られた直径約23mの円形木製プラットフォームと太い枝で作られたマットのようなものが確認され、ストーンヘンジよりも古い時代から手が加えられていたことが分かりました。
周囲からは食べ物の痕跡が残る土器片も見つかっており、古代の人々が集まって調理や食事をする場所として利用されていた可能性が考えられています。



5000年以上前に人工の島作ってたの?!



そうみたいだね。人々が集まって食事をしたような痕跡もあったみたいだし、文化の解明にも一役買いそうだね。
パリの前身となる都市が発見?!
パリ中心部シテ島の歴史的病院「オテル・デュー」の地下から、パリの前身にあたる古代都市ルテティアの城壁とみられる長さ約20メートルの遺構が発見されました。
フランス文化省は、これまで謎の多かったガリア人の都市ルテティアの所在地や歴史を解明する上で画期的な発見になる可能性があると発表しています。
この遺構には火災の痕跡が残っており、放射性炭素年代測定では紀元前10年〜紀元前200年のものと推定されました。
これは、ユリウス・カエサルの『ガリア戦記』に記された紀元前52年の「ルテティアの戦い」における放火の記述とも一致しています。



これも考古学と歴史学の融合だ!



発掘によって見つかる遺構や遺物は何も語らない代わりにそれがそこにあるという厳然たる事実として存在するよね。一方過去の人が残した記述には脚色や誇張が含まれるけど、文字情報として我々が理解しやすいという利点があるね。これらの組み合わせによってどんどんいろんなことがわかっていくのが歴史の面白いところだよ。
出典:https://www.afpbb.com/articles/-/3654092
すべての道はローマに通…じなかった!
オーフス大学などの研究チームが古代ローマ帝国の道路網(総延長約30万キロ)を分析した結果、「すべての道はローマに通ず」ということ話は必ずしも正確ではないと判明しました。
ローマは地中海の海上交通や局所的な道路網の要ではありましたが、陸上移動の観点では後の首都コンスタンティノープルの方が中心性で上回っていました。
また、ローマ人は直線道路を好んだものの厳しい地形では迂回し、現代の幹線道路にもそのルートが多く継承されています。
道路網は軍事や思想伝播だけでなく、地域の物流や日常生活を支える基盤として重要な役割を果たしたということがわかります。



すべての道はローマに通ずって嘘だったの!?



もともと比喩的な表現ではあったと思うけど、帝国全体の陸路を分析すると、ローマは最も中心的な地点ではなかった、という記事だね。道路の遺構は当時具体的にどのように人や物が往来していたかを示す重要な指標だね。
出典:https://www.reuters.com/jp/world/us/X2SFVR3KRFPDBEBCZIYL7RI4PI-2026-09-24/
豪雨がウフィツィ美術館を襲う
2026年9月17日イタリア・フィレンツェを襲った激しい豪雨により、ウフィツィ美術館および同じ美術館群のピッティ宮殿が浸水しました。
ウフィツィ美術館では天窓付近から雨水が入り、カラヴァッジョの傑作《バッカス》などを保護する展示ケースに水がかかる事態となりました。
安全確認のため一時的に作品を退避させたものの、調査の結果幸いにも作品自体への損傷は確認されませんでした。
同展示室は翌日から通常営業を再開していますが、ピッティ宮殿では一部展示エリアが閉鎖される影響が出ています。
※最新の開館情報は公式サイトをご確認ください。



作品が損傷しなかったのは良かったけど、建物そのものが美術品みたいなものだろうからすごく心配…いつか行きたいと思ってるのに…。



ものすごく大きな被害があった、というわけではなさそうだけど、昨今の異常気象はウフィツィ美術館に限らず歴史的な遺物や建築物にとってはかなり試練になりそうだね。どう保護していくか、問われているよ。
出典:https://artnewsjapan.com/article/87980
編集後記



今週は、アレクサンドロスが学んだかもしれない学校に、パリの昔の城壁まで!歴史の教科書に出てくる場所が、急に目の前に現れたみたい。



ほんとだね。とはいえ、発見した遺構と古代の記録が本当に結びついているのか、はこれから詳細に調査されていくと思うよ。



「見つかった!」で終わりじゃなくて、そこから謎解きが始まるんだね。



そうそう。湖底の人工島もローマの道も、新しい調べ方で見えてきた。知っているつもりの歴史にも、まだ発見があるんだよ。



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